分 類 |
スズメ目−ツグミ科 |
学 名 |
Phoenicurus auroreus |
英 名 |
Daurian Redstart |
分 布 |
チベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で繁殖し、非繁殖期は日本、中国南部、インドシナ半島北部への渡りをおこない越冬する。
日本では主に冬鳥として全国に渡来する[3][4]が近年、国内での繁殖が拡大している。韓国では留鳥。 |
全 長 |
14cm |
飛 形 |
直線飛行 |
くちばし |
細く尖る |
尾 羽 |
丸尾 |
生息環境 |
平地から低山の庭、公園、林縁、農耕地など |
鳴 き 声 |
地鳴きは「ヒッヒッ カッカッ」 |
雌雄識別 |
オス頭部が銀灰色で背が黒褐色 メスは頭から背にかけて褐色 |
特記事項 |
平地からの低山の明るく開けた林の中に生息する。冬の日本では人里や都市部の公園などでもよく見られ、身近な冬鳥の一つである。
非繁殖期はオスメスともに単独生活を行い、縄張りを作って同種を排斥する習性があり、異性個体や鏡に映った自分の姿にも攻撃を加えるほどである。尾羽を小刻みに上下に振り、おじぎのような姿勢で鳴き声
をあげて縄張り争いをする。なお、近縁種のルリビタキも尾羽を振るが、下にしか動かさず、頭を下げる動きもしない。人間に対する警戒心はわりと薄く、3-4mくらいの所に降り立つこともある。昆虫類や クモ
類などを捕食するが、冬にはピラカンサなどの木の実もよく食べ、ヒサカキなど実をつけた木によく止まっている。樹洞、崖のくぼみなどに枯葉や苔を使って皿状の巣を作る。5-7個の卵を産み、主に雌が抱卵す
る。地鳴きはルリビタキによく似る。 |