分 類 |
カッコウ目 カッコウ科 カッコウ属 |
学 名 |
Cuculus canorus |
英 名 |
Common cuckoo |
分 布 |
ユーラシア大陸とアフリカで広く繁殖する。日本には夏鳥として5月ごろ飛来する。北海道(夏鳥)、本州(夏鳥)、四国(夏鳥)、九州(夏鳥)、沖縄(旅鳥) |
全 長 |
35cm |
飛 形 |
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くちばし |
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尾 羽 |
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生息環境 |
森林や草原に生息する。日本では主に山地に生息するが、寒冷地の場合平地にも生息する.
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鳴 き 声 |
カッコウのオスは縄張りを主張するときや、求愛のときに「カッコウ、カッコウ」とさえずります。
オスもメスも地鳴きは、高い声で「ピヨピヨピヨ」と鳴いたり、鋭く「ピピピピピ」と鳴くこともあります。 |
特記事項 |
和名はオスの鳴き声に由来し、他言語においてもオスの鳴き声が名前の由来になっていることが多
い。属名Cuculusも本種の鳴き声に由来する。本種は「托卵」を行う種として有名である。本種はオオヨシキリ、ホオジロ、モズ等の巣に托卵する。近年ではオナガに対しても
托卵を行うことが確認されている。托卵の際には巣の中にあった卵をひとつ持ち去って数を合わせる。本種のヒナは短期間(10-12日程度)で孵化し、巣の持ち主のヒナより早
く生まれることが多い。先に生まれた本種のヒナは巣の持ち主の卵やヒナを巣の外に放り出してしまい、自分だけを育てさせる。ただし、托卵のタイミングが遅いと、先に孵化
した巣の持ち主のヒナが重すぎて押し出せず、ごく稀に巣箱の中で托卵した場合は一緒に育つ場合もある。食性は動物食で昆虫類を始めとする節足動物等を食べる。主に毛虫を
食べるとされる。 |