身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
キアシシギ(黄足鴫)
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分  類 チドリ目シギ科キアシシギ属
学  名 Heteroscelus brevipes 英  名 Grey-tailed Tattler
分  布 シベリア北東部やカムチャツカ半島などで繁殖し、冬季は東南アジア、ニューギニア、オーストラリアに渡りを おこない越冬する。日本では、北海道(旅鳥)、本州(旅鳥)、四国(旅鳥)、九州(旅鳥)、沖縄(旅鳥、冬鳥)
全  長 全長は約25cm、翼開長は約55 cm。 飛  形
くちばし 尾  羽
生息環境 非繁殖期には、砂浜や干潟、磯、水田などに生息する。群れで行動することが多い。海岸部から かなり離れた河川でも観察されることもあるが、この場合、単独か多くても数羽のことが普通である。繁殖期は樹木の疎らな草原や川原、小石が混じったツンドラ地帯に生息する。
鳴 き 声 地上では「ピューイ、ピューイ」、また飛翔時には「ピュイー、ピュイー」
雌雄識別 雌雄同色
特記事項 成鳥夏羽は、体の上面が灰褐色で眉斑、頬、体の下面は白色。顔から頸にかけては灰褐色の縦斑が、 脇から胸にかけては横斑がある。成鳥冬羽は、体の下面が淡い灰褐色になり、体の下面の斑は不鮮明になる。足は黄色で、他のシギに比べて短めである。嘴は黒く、基部は灰色 がかった黄色。食性は水深の浅い場所を歩きながら、カニ、小魚、水生昆虫など、動物食性を食べる。防波堤、テトラポット、海岸の石の上などで休む。地上に営巣するが、木 の上のツグミの古巣に営巣した例もある。通常4卵を産む。

撮影:2017/5/10 撮影:2017/5/10 撮影: 撮影: