身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
キバシリ(赤百舌)
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分  類 スズメ目キバシリ科
学  名 Certhia familiaris 英  名 Treecreeper
分  布 ユーラシア大陸や北アメリカ大陸の温帯から亜寒帯に生息する。生息地では基本的には留鳥だが、北方で繁殖したものは冬季南方へ渡る。 北アメリカに生息する亜種は、別種(アメリカキバシリ)とする説が有力である。日本では北海道、本州、四国、九州の亜高山帯の針葉樹林に留鳥として生息する。繁殖地はやや局地的で、個体数は多 くない。冬季はやや標高の低い場所に移動する。北海道では平地の林に生息するものもある。
形  態 全長11-15.5cm。スズメより小さく細身。体の上面は褐色地に白色にのまだらで、樹皮に似た色をしている。眉斑は白で過眼線は褐色。 腹面は白色、尾は長く褐色で先端が尖る。くちばしは細長く下に湾曲している。
  
生  態 低山から亜高山帯の針葉樹林や落葉広葉樹林に生息する。木の幹に住む小さな昆虫類やクモを主食としている。幹に尾をつけて体を支え、 這うような姿勢で幹をらせん状に上下し、餌となる虫をあさる。警戒時には体を木の幹に寄せて静止する。木の割れ目や樹洞に、朽木の破片をクモの巣で繋いで椀状の巣を作る。産卵時期は3-5月で、産卵数は4-5個。 抱卵日数は14-15日で、雌が抱卵する。雛は14-16日で巣立ちする。非繁殖期にも単独、またはつがいで行動することが多いが、シジュウカラ等の他のカラ類の混群に混じっていることもある。
鳴 き 声 「ツツ チチ チリリリリ チチョ」とさえずる. ♪普段は「ッリリリリ」と鳴く.
雌雄識別 雌雄同色
特記事項

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