身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
コアジサシ(小鰺刺)
HOME   BACK
分  類 チドリ目 カモメ科 アジサシ属
学  名 Sterna albifrons 英  名 Little Tern
分  布 ユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、アフリカからオーストラリアにかけての沿岸部で越冬する。またカリ ブ海沿岸域やハワイ諸島にも分布している。日本では本州以南に夏鳥として渡ってきて繁殖する。
全  長 全長は22-28cm。翼開長は約53 cm 飛  形 直線飛行
くちばし 尖っている 尾  羽 燕尾
生息環境 海岸や川などの水辺に生息。
鳴 き 声 キリッキリッまたはキィッキィッ
雌雄識別 雌雄同色
特記事項 環境省RDB:絶滅危惧II類VU(2012)。翼と尾羽がツバメのように細くとがっていて、嘴もまっすぐのびる。 夏羽では頭は黒く、額、のど、腹が白、他の体の部分はうすい灰色で、嘴は黄色、脚はだいだい色。 冬羽では嘴と脚が黒くなり、額の白い部分が拡がる。狙いをつけて水にダイビングして魚をとらえ る。その様子から鯵刺(あじさし)の名前がつけられたと思われる。同様の理由から鮎鷹(あゆたか)の異称も。狙いをつけるときには短時間ながらホバリング(停空飛行)をすることもある。繁殖前 にはオスがメスへ獲物をプレゼントする「求愛給餌」がみられる。巣は川原、砂浜、埋立地などに集団繁殖地(コロニー)を作って外敵の侵入に備える。地面にくぼみを作って2、3個の卵を産む。卵と ヒナはまだらもようで石ころと区別がつきにくくなっている。

撮影: 撮影: 撮影: 撮影: