分 類 |
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ属 |
学 名 |
Emberiza variabilis |
英 名 |
Grey Bunting |
分 布 |
カムチャツカ半島南部から千島列島、サハリンで繁殖し、冬季は中国東部へ渡る。日本では、本州中部以北に留鳥として生息し
繁殖する。冬季は南方や平地に移動する個体も多い(漂鳥)。北海道には夏鳥として渡来し、本州中部以西には、冬鳥として渡来する。 |
全 長 |
全長は16-17.5 cm。翼開長は約26 cm |
飛 形 |
波状飛行 |
くちばし |
円錐型 |
尾 羽 |
凹尾 |
生息環境 |
繁殖期は落葉広葉樹林や亜高山帯の針葉樹林に生息する。非繁殖期は、平地から山地の森林の林床部に
単独で生活していることが多い。 |
鳴 き 声 |
さえずりはフィーチョイチョイ 地鳴きはズッズッ |
雌雄識別 |
オスは全体に灰黒色 メスはアオジのメスに似るがバフ色がかった褐色。 |
特記事項 |
雄は全体に灰黒色。雌は灰褐色。冬羽は全体に淡くなる。繁殖期には樹上で昆虫類やクモ類を捕食し、
それ以外の時期は地上で植物の種子を食べる。草薮の中に枯れ枝などを用いて椀状の巣を作り、1腹4-5個の卵を産む。抱卵期間は約11日で、雌雄協同で抱卵する。雛は孵化後約11日で巣立ちす
る。警戒心が強く人などが近付くとすぐにやぶの中に逃げるため、観察しにくい鳥である一般にホオジロ科の鳥の尾羽の一番外側は白いが、本種では白くない。嘴は肉色で上面が黒っぽい。 |