身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
オジロビタキ(尾白鶲)
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分  類 スズメ目 肥田木科 キビタキ属
学  名 Ficedula albicilla 英  名 taiga flycatcher
分  布 ヨーロッパ東部からロシア、シベリア、カムチャッカ半島までのユーラシア大陸の亜寒帯で繁殖し、冬期はインドや東南アジア方面に 渡り越冬する。 日本では旅鳥または冬鳥として渡来するがまれである。単独で観察されることが多い。日本で越冬する個体は少なく、ほとんどが雌か若鳥である。日本では稀に冬鳥として10月〜4月頃に、全国的に少数ですが 公園などで見られる事があります。
全  長 全長約12cm。 飛  形
くちばし 尾  羽
生息環境 針葉樹林や広葉樹林に平地から山地まで生息する。公園の林縁や森林の開けた場所で多く見られる。
鳴き声 地鳴きは小さい声で「ジッ ジッ ジッ」、「ビティティティ」など。繁殖期には「ちゅ、ちゅ、ピッピー」などとさえずる。
雌雄識別 雄は上面が灰褐色で、尾羽は黒褐色だが外側は白い。喉は橙色。胸は灰白色で腹から尾筒にかけてはやや汚れた白色。雌は上面が淡い灰褐色で、 喉は淡色である。嘴は雌雄とも黒色。
特記事項 森林内の開けた場所や、明るい森林の樹洞などに枯れ葉や草で巣を作り、5~6月に4~7個の 卵を産む。雌だけが12~13日卵を温める。なお日本では繁殖しない。飛翔昆虫類などの節足動物を捕食するが、キビタキ属では珍しく地上で捕食することが多い。その他、木の実も採食する。木の枝等にとまっている時に 、尾をよく上下に振る。

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