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オオハクチョウ(大白鳥)
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分  類 カモ目カモ科ハクチョウ属
学  名 Cygnus cygnus 英  名 Whooper Swan
分  布 アイスランド・スカンジナビア半島北部からカムチャツカ半島・サハリンにかけてのユーラシア大陸北部などで繁殖し、冬季になるとイギリスやイタリア北部・スイス・ 黒海沿岸・カスピ海・中華人民共和国の太平洋岸・大韓民国・日本などで越冬する。日本へは、冬季に北海道から東北にかけて飛来し(茨城県の牛久沼、島根県の宍道湖などへの飛来例もある)、主に太平洋側で越冬する。 その際の中継地としては北海道の風蓮湖、ウトナイ湖などが上げられ、また主要な越冬地としては宮城県では伊豆沼、蕪栗沼、新潟県では福島潟、瓢湖、鳥屋野潟などが上げられる。
全  長 全長 140cm。翼開長 205 - 275cm。 飛  形
くちばし 先端は黒色だが、基部は黄色が広がっていて鼻孔に達している 尾  羽
生息環境 湖沼や浅い河川の周囲で植生の茂った環境を繁殖地として好むが、非繁殖時は干潟や汽水域でもみられる。
鳴 き 声 「コォー コォー」
雌雄識別 雌雄同色
特記事項 主に水生植物の葉や茎・根を食べるが、昆虫や貝 類などの無脊椎動物を食べることもある 。岸辺や中州に 枯草やトクサやスゲの根・ミズゴケを組み合わせた直径2cm・高さ50cmに達する円錐形の巣をつくり、3- 5個の卵を産む。抱卵期間は約31日。雛は孵化してから、78 - 96日で飛 翔できる ようになる。生後4年で性成熟す るが、生息環境や食物による影響を受ける。長距離を飛翔する鳥としては最大級で、身体が重いため、離陸時は助走を必要とする。

オオハクチョウ オオハクチョウ オオハクチョウ オオハクチョウ
撮影:2012/2/19 撮影:2012/3/8 撮影:2014/1/7 撮影:2014/1/7
オオハクチョウ オオハクチョウ オオハクチョウ
撮影:2014/1/6 撮影:2014/1/6 撮影:2013/12/26