分 類 |
スズメ目ヒタキ科サメビタキ属 |
学 名 |
Muscicapa sibirica |
英 名 |
Dark-sided Flycatcher |
分 布 |
夏季にアフガニスタン、ヒマラヤ山脈、シベリア東部、サハリン、カムチャツカ半島などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、
フィリピンへ南下して越冬する。日本では基亜種が夏季に北海道、本州中部以北で繁殖(夏鳥)し、本州西部以南では渡りの途中に飛来する(旅鳥)。四国でも繁殖の記録がある。 |
全 長 |
全長13.5cm。 |
飛 形 |
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くちばし |
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尾 羽 |
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生息環境 |
温帯地域では亜高山帯の針葉樹林に生息するが、亜寒帯地域では平地の針葉樹林に生息していることもある。渡りの時期には、市街地の公園でも観察さ
れることがある。群れは形成せず、単独もしくはペアで生活する。 |
鳴 き 声 |
「チュリチュリ チチチチ」 |
雌雄識別 |
雌雄同色 |
特記事項 |
背面は暗灰褐色、腹面は白い体羽で覆われる。腹面には薄褐色の縦縞が入るが、エゾビタキほど明瞭ではない。尾は背面よりやや暗色で、翼は黒褐色である。
眼の周囲の羽毛はやや汚れた白色。足は黒褐色。食性は主に動物食で、昆虫類などを食べる。樹上から飛翔している昆虫目掛けて飛翔し、捕食する。また、秋の渡りの時はミズキの実を食べたりもする。繁殖形態は卵生。繁殖期に縄張
りを形成する。日本では亜高山帯針葉樹林(北海道では平野でも)で繁殖する。高木の樹上に苔や地衣類(サルオガセなど)などで皿状の巣を作り、日本では6-8月に1回に3-5個の卵を産む。雌雄とも抱卵する。 |