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サンコウチョウ(三光鳥)
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分  類 カササギヒタキ科
学  名 Terpsiphone atrocaudata 英  名 Japanese Paradise Flycatcher
分 布 日本、台湾、フィリピンのバタン島とミンダナオ島に分布する。日本には、夏渡来し繁殖する。日本で繁殖した個体の多くは、 冬季中国南部からスマトラへ渡り越冬する。
全  長 全長 ♂ 45cm ♀ 17.5cm
くちばし 尾  羽
生息環境 平地から低山にかけての暗い林に生息する。繁殖期には縄張りを形成する。
鳴き声 ツキヒーホシ、ホイホイホイ
特記事項 食性は昆虫食で、林内で飛翔中の昆虫を捕食する。樹上の細枝に スギやヒノキの樹皮を用いたカップ型の巣 を作り、外側にウメノキゴケをクモの糸で張り付ける。産卵期は5-7月。抱卵日数は12-14日で、雌雄ともに抱卵する。雛は孵化後、8-12日で巣立つ。繁殖期のオスは、体長の3倍ぐらいの長い尾羽をもつ。羽色は、 顔面部が黒紫色、腹部は濁白色、背面はやや赤みのある黒紫色、その他の部分は暗黒紫色で、アイリングと嘴は明るい水色である。 メスは、オスの色彩とほぼ同色であるが、オスと比較してアイリングと嘴の水色は不明瞭 であり、更に、背部と尾部はかなり赤みの強い赤褐色をしている。尾羽は体長と同じくらいの長さにしか伸長しない。

撮影:2017.7.2 撮影:2017.7.2 撮影:2017.7.2 撮影:2017.7.2