分 類 |
スズメ目サンショウクイ科サンショウクイ属 |
学 名 |
Pericrocotus divaricatus |
英 名 |
Ashy minivet |
分 布 |
夏季に日本、ロシア東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季は東南アジアへ南下し越冬する。本種はサンショウクイ科でも最も北に分布し、
唯一長距離の渡りを行う。日本では基亜種が夏季に繁殖のため本州以南に飛来(夏鳥)する。 |
全 長 |
体長20cm。 |
飛 形 |
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くちばし |
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尾 羽 |
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生息環境 |
平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息する。 |
鳴 き 声 |
「ヒリヒリン、ヒリヒリン」や「ヒリリリ」 |
雌雄識別 |
オスは顔からお腹にかけてが白く、過眼線と後頭部が黒くなっています。 体上面は灰色で、長いしっぽは外側が白くなっていますよ。
メスはオスに比べて額の白い部分が狭く、頭頂から後頭部にかけて灰色になっています。 |
特記事項 |
小規模な群れを形成して生活するが、秋季に渡りを行う前には大規模な群れを形成し最高で150羽にも達することもある。亜種リュウキュ
ウサンショウクイも森林を好む種であるが、沖縄島では緑地の多い市街地でも生息し、繁殖も確認されている。食性は動物食で、ガ、コガネムシ、アブなどの昆虫類、クモ等を食べる。獲物は木の枝や葉、空中で捕
らえて樹上で捕食する。巣の材料や獲物を探して低木に降りることはあるが、地上にはめったに降りてこない。繁殖形態は卵生。高木の横枝に枯葉や樹皮等を組み合わせ表面にコケをクモの糸で固めた皿状の巣を作
り、日本では5-7月に1回に4-5個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は17-18日。雛は生後14日程で巣立つ。
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