身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)
HOME   BACK
分  類 スズメ目−セキレイ科
学  名 Motacilla grandis 英  名 Japanese Wagtail
分  布 日本(北海道、本州、四国、九州)では普通に見られる留鳥または漂鳥。積雪地でも越冬する場合が多い。 朝鮮半島の一部に繁殖記録があるだけで、ほぼ日本だけに生息する固有種。
全  長 18-21cm 飛  形 波状飛行
くちばし 細くて尖る 尾  羽 長い凹尾
生息環境 主に水辺に住むが、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地などでも観察される。好む地形はハクセキレイに近いが、比較的河川の中流域などを好む傾向がある。 瀬戸内海の大きな河川の少ない地域では、海岸沿いの堤防・波消しブロック上、干潟・砂浜で見られることも多い。
鳴 き 声 さえずりは「チチージョイジュイ」  地鳴きは「ジュビッ、ジュビッ」
雌雄識別 雌雄同色だがオスの方が漆黒(メスはややマットブラック)
特記事項 日本固有種だけどだんだんハクセキレイに追われ、生息地が減少しているようです。顔が黒くて額に白い線がある。食性は雑食で、採食方法などもハクセキレイに似るが、 本種は水辺の環境に依存しており、畑など乾いた場所での採食行動はあまり見られない。夜は近隣の森などに塒を取る。繁殖形態は卵生。通常は年1回繁殖するが、年2回繁殖することもある。川岸の植物や岩の下、崖地の陰などに枯草などを用いて 椀状の巣を作り、3-7月に4-6卵を産む。抱卵期間は11-13日で、主に雌が抱卵する。雛は14日ほどで巣立つ。

撮影:2014/2/20 撮影:2013/1/31 撮影:2014/5/7 撮影:2017/2/1
撮影:2013/12/16 撮影:2014/2/20 撮影:2018/2/20 撮影:2014/10/20