分 類 |
鳥綱スズメ目ホオジロ科ホオジロ属 |
学 名 |
Emberiza aureola |
英 名 |
Yellow-breasted bunting |
分 布 |
ウクライナ・ベラルーシからカザフスタン・中華人民共和国・モンゴル・ロシア極東部・日本北部にかけての地域で繁殖する
。冬季になるとインド北東部・中華人民共和国南部・ネパール中東部・バングラデシュ・インドシナ半島などで越冬する。フィンランドでは絶滅した。 日本では亜種シマアオジが、繁殖のため北海道に飛来する(夏鳥)。
1976年に青森県で失敗したものの繁殖例があり、1983年に秋田県で巣立ちが確認されている。対馬や舳倉島でまれに観察例があるものの本州以南での観察例がほぼないことから、大陸を経由して渡りを行われていると考えられている。 |
形 態 |
翼長オス7.2 - 8.2cm、メス6.9 - 7.5cm。体側面には褐色の縦縞が入る。オスは頭頂から背・腰が褐色、下面は黄色。
額や顔・喉は黒い。冬季は顔の周囲の黒色部が、淡色になる。メスは頭部が褐色で、正中線に沿って白い筋模様(頭央線)や眼上部に白い筋模様(眉斑)が入る。下面は黄色だが、オスと比較すると鮮やかではない。 |
生 態 |
非繁殖地では草原やヨシ原・農耕地などに生息する。
種子、昆虫などを食べる。繁殖様式は卵生。水辺の草原や高層湿原・牧草地などで繁殖する。3 - 6個の卵を産む。雌雄ともに抱卵し、抱卵期間は11 - 13日。雛は孵化してから、13 - 15日で巣立つ。 |
鳴 き 声 |
ヒーヒーヒュルヒュルヒーヒー |
雌雄識別 |
オスの夏羽は美しく、顔は黒色、冠羽と後頸、翼、背、胸の帯は栗色、翼帯は白色、体の下面は黄色。非繁殖期のオスは体の色が薄くなる。メスは体の上面が茶色、下面が黄色で、縞がある。 |
特記事項 |
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