身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
シマフクロウ(島梟)
HOME  BACK
分  類 フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属
学  名 Bubo blakistoni 英  名 Blakiston's Fish-owl
分  布 総個体数は数千羽と推定されている。生息域の南端はロシア連邦の沿海地方で、250-400羽(最大80つがい)が生息している。 2亜種が知られている。
【Bubo blakistoni blakistoni】
 北海道中部から東部、サハリン、千島列島南部に生息する。世界的には減少傾向にあるが、北海道では少しずつ増加している。サハリンでは1974年以降記録がない。
【Bubo blakistoni doerriesi 】
 中華人民共和国の黒竜江山や吉林省、内モンゴルの東部、ロシア南東部に生息する。朝鮮民主主義人民共和国にも生息している可能性がある。
形  態 全長63-71cm、体重3.4-4.1kg。現存するフクロウ目の中で世界最大の種である。頭部には耳介状の長くて幅広い羽毛(羽角)が生えている。 尾羽は短い。踵から趾基部にかけて(ふ蹠)は羽毛で被われるが、趾は羽毛で被われない。全身の羽衣は灰褐色で、黒褐色の縦縞と細い横縞が入る。顔を縁取る羽毛(顔盤)は小型で黒い。翼は幅広く、翼開長175-190cm。 虹彩は黄色く、嘴や後肢は灰黒色。 孵化したばかりの雛はフワフワとした白い羽毛で覆われている。
生  態 全長63-71cm、体重3.4-4.1kg。現存するフクロウ目の中で世界最大の種である。頭部には耳介状の長くて幅広い羽毛(羽角)が生えている。尾羽は短い。 踵から趾基部にかけて(ふ蹠)は羽毛で被われるが、趾は羽毛で被われない。全身の羽衣は灰褐色で、黒褐色の縦縞と細い横縞が入る。顔を縁取る羽毛(顔盤)は小型で黒い。翼は幅広く、翼開長175-190cm。 虹彩は黄色く、嘴や後肢は灰黒色。 孵化したばかりの雛はフワフワとした白い羽毛で覆われている。 生態 夜行性.
野生下での寿命は20-30年。 渡りをしない留鳥で、山沿いの海岸や河川、湖沼の周囲にある広葉樹林、 混交林に生息する。冬場に凍らない浅瀬に近い老木の樹洞を巣にする。巣の高さは18.1±SE1.5m。河川沿いに長さ10-15km、幅1-2kmの行動圏を持つ。一年を通して同じ場所に定着し、つがいで縄張りを形成する。他のペアと縄張り を共有することは無い。主に淡水魚を食べるほか、海水魚、両生類、甲殻類、他の鳥類、小型哺乳類なども食べる。魚類は主に浅瀬で捕食する。日本国内で魚を主食にするフクロウは本種のみ。大木の樹洞や断崖の岩棚に巣を作り 、2-3月に1-2個(主に2個)の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は約35日。父親が餌を捕り巣まで運び、母親が小さく切って給餌する。雛は孵化してから約50日で巣立つ。幼鳥は巣立ってから1-2年は親の縄張り内で生活した後、 独立する。生後3-4年で性成熟する。
鳴 き 声 「ヴーヴー」「ヴォー」
雌雄識別 オスは真っ白、または薄いまだら模様、メスは全体が濃いまだら模様が入っているのが特徴
特記事項

撮影: 撮影: 撮影: 撮影: