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シロチドリ(白千鳥)
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分  類 チドリ目チドリ科チドリ属
学  名 Charadrius alexandrinus 英  名 Kentish plover
分  布 ユーラシア大陸中緯度地方で繁殖し、冬季になると北アフリカやユーラシア大陸南部に南下し越冬する。日本では夏季に繁殖のため飛来する(夏鳥)、もしくは本州以南に周年生息(留鳥)する。南西諸島では越冬のため飛来する(冬鳥)。
全  長 全長10–17.5cm。翼開張42–45cm。 飛  形
くちばし 尾  羽
生息環境 砂浜や干潟、中流域の河川敷、湖、池沼などに生息する。非繁殖期には数十羽からなる中規模な群れを形成するが、時に数百羽からなる大規模な群れを形成することがある。
鳴 き 声 「ピルピルピル」
雌雄識別 オスの夏羽は頭頂が黒、後頭がオレンジ色の羽毛で覆われる。またメスやオスの冬羽は頭頂が灰褐色の羽毛で覆われる。
特記事項 食性は動物食で、水に住む昆虫、節足動物、ゴカイなどを食べる。ジグザグとした移動と静止を織り交ぜて素早く獲物に詰め寄り捕食する。 砂地に浅い窪地を掘って産座に小石や貝殻などを敷いた巣を作り、日本では4–7月に1回に3個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は23–29日。親は巣に外敵が近づくと翼を広げて身を屈め傷ついた振り(擬傷)をして巣から離れ、外敵の注意を巣から反らす。雛はその間じっとして動かず、保護色により周囲の小石と区別がつきづらくなる。雛は孵化してから27–31日で飛翔できるようになり、その後に独立する。生後1–2年で性成熟する。

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