分 類 |
スズメ目モズ科モズ属 |
学 名 |
Lanius tigrinus |
英 名 |
Thick-billed shrike
Tiger shrike |
分 布 |
冬季は中華人民共和国南部やフィリピン・スマトラ島で越冬する。日本では本州(主に東北地方から中部地方)に局所的に分布する(夏鳥)。九州でも繁殖記録があり、2006年に広島県で繁殖例が報告されている。
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全 長 |
全長18.5cm。 |
飛 形 |
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くちばし |
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尾 羽 |
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生息環境 |
低地から低山地にかけての明るい広葉樹林や、広葉樹と針葉樹の混交林に生息する。 |
鳴 き 声 |
「キューキュー ギチギチギチ」 |
雌雄識別 |
オスは額、 目先、過眼線は黒く、前頭、頭頂、後頭、後頸 は青灰色。 背、肩羽、腰、上尾筒は赤褐色で、 黒くて細い横斑がある。 下面全体は白色、嘴は 黒く、脚は灰黒色。
メスはオスに似ているが、 目先は汚白色、頭上の灰色は少し褐色を帯び、 黒褐色の細かい横斑がある。 |
特記事項 |
食物として雛に 鱗翅目の幼虫・カナブン・カマキリ類・コオロギ類などの昆虫、ニホンアマガエル、ニホンカナヘビなどを与えた報告例がある。捕らえた獲物を枝等に突き刺す
はやにえを行う。繁殖様式は卵生。郊外の雑木林やゴルフ場の松林などで繁殖することもある。高枝に営巣する傾向があり、木の枝や樹皮・細根・イネ科植物の茎などを組み合わせた皿状の巣を作る。3 - 6個(主に5個)の卵を産む。抱卵期間は15-16日。
雛は約14日で巣立ち、 巣 立ち後も幼鳥は約14日は親鳥の縄張り内で生活する。アカモズとペアを形成し、種間雑種を形成することもある。
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