分 類 |
、タカ目タカ科チュウヒ属 |
学 名 |
Circus spilonotus |
英 名 |
Eastern marsh harrier |
分 布 |
主な繁殖地は北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部。冬になると越冬のために南下する。日本には越冬のために飛来する冬鳥。
かつては北海道や本州北部で繁殖していたが、現在では中部地方・近畿地方・中国地方でも繁殖が確認されている。 |
生 態 |
食性は肉食性で、魚類、両生類、爬虫類、鳥類やその卵、小型哺乳類等を捕食する。地上付近を低空飛行し、獲物を探す。
ヨシ原等の地上に枯れ草を積み重ねた巣を作り、5-6月に4-6個の卵を産む。抱卵日数は約35日で、主にメスが抱卵する。雛は孵化後、約37日で巣立つ。チュウヒは、狩りの際にはV字翼で低空を低速飛行する事が多いが、繁殖期のペアリングの際に中空を舞うよう
に飛行することが知られている。一方でノスリは、通常の際にはチュウヒより高空を飛ぶが、狩りの際には野を擦る様に地表すれすれを匍匐飛行して攻撃する事が知られている。チュウヒは、垂直離着陸が可能な唯
一の猛禽であるともされている。 |
生息環境 |
草原や湿地、ヨシ原等に生息する。 |
鳴 き 声 |
ミューア」や「ミュー」「キッ、キッ」「キィュ」「ピシィ」 |
雌雄識別 |
成鳥のオスは淡い灰色で、頭部は灰褐色の縦斑があり、黒っぽい背に淡い縁の羽があり、翼の先が黒い。 成鳥のメスは褐色で縞があり、よく似たハイイロチュウヒと異なり、腰の白い部分が無い |
特記事項 |
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