分 類 | チドリ目 カモメ科 カモメ属 | ||
学 名 | Larus crassirostris | 英 名 | Black-tailed Gull |
分 布 | ロシア南東部、中国大陸東部、台湾、日本に分布。朝鮮半島冬季になると中華人民共和国東部などへ南下して越冬するか、ロシア南東部や朝鮮半島 では周年生息する。日本では周年生息(留鳥)するが、冬季になると北海道や本州北部で繁殖する個体群は南下する個体が多い。 | ||
全 長 | 全長44-48cm。翼開張120-128cm。 | 飛 形 | 直線飛行 |
くちばし | 先端がかぎ状 | 尾 羽 | 角尾 |
生息環境 | 海岸・港・河口 | ||
鳴 き 声 | 「ミャーオ」「アーオ」 | ||
雌雄識別 | 雌雄同色 | ||
特記事項 | 頭部や体下面の羽衣は白、体上面の羽衣は黒灰色。尾羽も白いが内側尾羽10枚の先端付近が黒く、 英名(black-tailed=黒い尾をした)の由来になっている。翼上面は黒灰色。初列風切先端は黒く、先端に白い斑紋が入る個体もいる。嘴は太く頑丈。種小名crassirostrisは「太い嘴の」の意 。嘴の色彩は黄色で、先端が赤くその内側に黒い斑紋が入る。後肢の色彩は黄色。幼鳥は全身が黒褐色の羽毛で被われ、肩を被う羽毛や翼上面の外縁(羽縁)が淡褐色。虹彩は黒い。嘴や後肢 の色彩はピンク色を帯びた淡褐色で、嘴の先端は黒い。夏季は後頭が白(夏羽)、冬季は後頭に灰褐色の斑紋が入る(冬羽)。食性は雑食で、魚類、両生類、甲殻類、昆虫、動物の死骸などを 食べる。他の鳥類が捕らえた獲物を奪う事もある。繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成する。沿岸部の岩礁や草原などに木の枝や枯草、海藻などを組み合わせた皿状の巣を作り、 日本では4-5月に1回に2-3個の卵を産む。 |
撮影:2013/7/18 | 撮影:2013/7/18 | 撮影:2013/9/29 | 撮影:2013/3/21 |
撮影:2013/9/23 | 撮影:2013/9/23 | 撮影:2013/7/18 | 撮影:2013/7/18 |
撮影:2014/7/5 | 撮影:2015/9/7 |