身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
ヤマシギ(山鷸、山鴫)
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分  類 チドリ目シギ科
学  名 Scolopax rusticola/td> 英  名 Eurasian Woodcock
分  布 夏にユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、冬季はヨーロッパやアフリカの地中海沿岸やインド、東南アジアなどに渡って越冬する。 日本では北海道で夏鳥、本州中部以北(中部・東北地方)と伊豆諸島で留鳥、西日本では冬鳥である。
形  態 体長は約35cmでハト程度である。くちばしは長くてまっすぐしていて、他の鳥類と比べると目が頭の中心より後方上部に寄っている。このため、両眼を合わせた視野は、ほぼ360度をカバーしている。首と尾は短く、足も他のシギにくらべて短い。
生  態 林、草地、農耕地、湿地などに生息する。水辺にもいるが、他のシギと異なり主な生息地は森林の中である。からだの羽毛は灰色、黒、 赤褐色などの細かいまだらもようで、じっとしていれば見つけにくく、さらに夜行性でもありなかなか人目につきにくい。食性は動物食。土にくちばしを差しこんで、地中のミミズなどの小動物を捕食する。繁殖形態は卵生。 林の中の地上に営巣し、通常4卵を産む。雌だけが抱卵し、抱卵日数は20-24日である。
生息環境
鳴 き 声 ヤマシギは非繁殖期には、あまり鳴くことはないと言われていますが、危険があったときに「グワッ」と鳴くことがあり、他に「チー」と言う細い 声で鳴くこともあるそうです。繁殖期には、夕方から夜間にかけてオスが「チキッチキッ」と言う高い声の後に、「ブーブー」と言う特徴的な声を発して、林の上を飛び回るフライトディスプレイをするとされています。
雌雄識別 雌雄同色
特記事項

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