分 類 |
チドリ目−カモメ科 |
学 名 |
Larus ridibundus |
英 名 |
Black-headed Gull |
分 布 |
ユーラシア大陸北部やイギリス、アイスランドなどで繁殖し、冬は南下しヨーロッパ、アフリカ、インド、東南アジアへ渡りをおこない越冬する。北アメリカ東海岸に渡るものもいる。
日本では冬鳥として、北海道から南西諸島まで広く渡来し、小型のカモメ類の大半が本種である。ただし、北海道では厳冬期にはほとんど見られなくなる。主に、全国の海岸や河川、沼地などに普通に渡来する。 |
全 長 |
29-31cm |
飛 形 |
直線飛行 |
くちばし |
細く、先がかぎ状 |
尾 羽 |
角尾 |
生息環境 |
海岸、内陸の湖沼や河川に比較的大規模な群を作り生活する。大きな河川では河口から10 km以上も遡る。夜は海に戻り、沖合のいかだなどを塒とする。 |
鳴 き 声 |
「ギィーギィー」 |
雌雄識別 |
雌雄同色 |
特記事項 |
魚や甲殻類、オキアミを食べるが、カモメ科としては珍しく様々な環境に対応できるので雑食性で、近くに水草が生えている河川や池では昆虫や雑草の種子な
どを食べ、港では不要な捨てられた魚を食べ、時には人の食べ物や売られている魚を横取りすることも少なくない。その他に市街地や農村では人のゴミをあさるので同じく餌場にいるカラスなどの他の鳥と取り合いなどの喧嘩をすること
もある。昼間は常に餌場近くにおり、夜間はこれとは異なる海上や湖で過ごす。 |