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ズグロカモメ(頭黒鴎)
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分  類 鳥綱チドリ目カモメ科Chroicocephalus属
学  名 Chroicocephalus saundersi 英  名 Chinese black-headed gull
形  態 頭部は丸みを帯びる。上面は淡青灰色、下面は白い。静止時には風切羽先端が白と黒の縞模様に見える。 嘴は太くて短く、色彩は黒い。後肢は濃赤色。夏羽は頭部が黒く、和名の由来になっている。眼の周囲は白い。冬羽は頭部が白く、眼後部に黒い斑紋が入る。
生  態 干潟に生息する。トビハゼなどの魚類、ヤマトオサガニなどの甲殻類、ゴカイ類などの多毛類などを食べる。低空を飛翔し、獲物を発見すると急降下して捕食する。 繁殖様式は卵生。植生のまばらな塩性湿原に、植物の茎を組み合わせた皿状の巣を作る。5月に3個の卵を産む。雌雄共に抱卵し、抱卵期間は約22日。
分  布 大韓民国、中華人民共和国、台湾、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ベトナム 黄海や渤海沿岸で繁殖し、冬季になると大韓民国や中華人民共和国南東部・台湾・日本・ベトナムで越冬する。日本には冬季に越冬のため主に九州に飛来するが(冬鳥)、本州西部・四国・沖縄県でも少数が越冬する。
全  長 翼長27 - 28cm。
鳴 き 声 「キィーキィー」
雌雄識別 雌雄同色。 頭部は冬羽では白く、夏羽では黒くなる。 体下面は白く、上面は淡い青灰色。 嘴は黒色、足は赤黒色。
特記事項 夏羽は頭部が黒く、和名の由来になっている。眼の周囲は白い。冬羽は頭部が白く、眼後部に黒い斑紋が入る。トビハゼなどの魚類、 ヤマトオサガニなどの甲殻類、ゴカイ類などの多毛類などを食べる。低空を飛翔し、獲物を発見すると急降下して捕食する。繁殖様式は卵生。植生のまばらな塩性湿原に、植物の茎を組み合わせた皿状の巣を作 る。5月に3個の卵を産む[3]。雌雄共に抱卵し、抱卵期間は約22日。

ズグロカモメ 成長(夏羽) ズグロカモメ 成長(冬羽)